デレクアンドドミノス 「いとしのレイラ」レビュー

今までで一番聴いたアルバム。LP盤だったらとっくに磨り減っている。
「録音順に収録」との事だが、ロック3ブルース1の黄金比が絶妙で、LP2枚組、トータル70分以上のボリュームを感じさせない。
最初の3曲はポップな曲でこの時期のクラプトンのトレードマークのギターを堪能できる。ボロボロでスカスカの音を奏でるストラトキャスターのハーフトーン、こんなショボさ紙一重の音がどうしてこんなに胸を打つのだろう。
4曲目からデュアン・オールマン(G)が参加。伝説だ。デュアンの伸びやかなスライドにクラプトンのしわがれギターが応える。ヴォーカルは悲痛だ。
最初のハイライトは真ん中に訪れる。唐突なフェイドインから始まる「Key To The Highway」。どブルースだ。レコーディング中に誰ともなく始めたセッションで、エンジニアが慌ててスイッチを入れたという。各プレイヤーの呼吸までが感じられるような、歴史的名演だ。これだけで10分ぐらいあるがいつまででも聴いていたいと感じる。
振り絞るような「Have You Ever Loved A Woman?」から壮大な「Little Wing」、一曲挟んで超有名曲「Layla」までの流れは圧巻だ。これがロックだ。文句あるか。
親友ジョージ・ハリスンの妻への禁断の愛とかそういう能書きが無くとも、この演奏は人間の全てのエネルギーを代弁している。
このバンドのメンバー、ジム・ゴードン(D)は獄中死、カール・レイドル(B)はコカイン中毒死、デュアンはバイク事故死で生き残ってるのはボビー・ウィットロック(Key)とクラプトンだけだが、もしクラプトンがこの後ヤク中で死んでいたとしても歴史に名を残しただろう。

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